皆さんこんにちは
村山内装の更新担当の中西です
さて今回は
~専門用語~
ということで、内装工事における頻出用語をカテゴリ別に深掘り解説します。
内装工事は、住宅・オフィス・店舗など多様な空間の仕上げを担う専門分野であり、その作業には独自の「専門用語」が数多く使われます。施工者・設計者・発注者が共通の認識を持つためにも、用語の正確な理解は不可欠です。
壁・天井仕上げに関する用語
用語 | 意味 |
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PB(プラスターボード) | 石膏を芯材とした建材。壁や天井の下地として使われる。別名「石膏ボード」。 |
GL工法 | ボンドを使ってPBを躯体に直張りする工法。施工が早くコスト削減にも効果的。 |
クロス | 壁紙のこと。ビニール製が主流で、紙・布・和紙タイプもある。 |
パテ処理 | ボードの継ぎ目やビス穴を埋める作業。クロス貼り前の平滑処理に不可欠。 |
床仕上げに関する用語
用語 | 意味 |
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フローリング | 木材(無垢材または複合材)を床材として使用する仕上げ方法。 |
長尺シート | 塩ビ系のロール状床材。商業施設や病院などで使用されることが多い。 |
OAフロア | 配線を床下に通すための二重床構造。オフィスビルで定番。 |
巾木(はばき) | 壁と床の接合部を覆う細長い部材。意匠性と清掃性の両立を目的とする。 |
建具・造作に関する用語
用語 | 意味 |
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建具 | ドアや引き戸、障子など開閉部の総称。 |
枠(わく) | 建具を取り付けるための木製または金属製のフレーム部分。 |
見切り材 | 異なる材料の境目を美しく見せるための部材。施工精度が求められる。 |
巾広見切り | 複数の素材間や寸法誤差を吸収するために使われる幅広タイプの見切り。 |
設備・電気関連の用語
用語 | 意味 |
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ダウンライト | 天井埋め込み型の照明器具。スッキリした仕上がりが特徴。 |
コンセント計画 | 利便性と安全性を考慮した電源配置。家具配置も影響。 |
照度 | 明るさの度合い。lux(ルクス)で表記され、空間用途により基準が異なる。 |
設計・施工管理に関する用語
用語 | 意味 |
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内装仕上表 | 各部位の仕上げ材料や色などをまとめた一覧表。図面と併用される。 |
躯体現し(くたいあらわし) | コンクリートや鉄骨の構造材をそのまま見せるデザイン手法。 |
竣工図(しゅんこうず) | 工事完了後に実際の施工内容を反映した最終図面。 |
仕様書 | 材料・施工方法・品質基準を記載した設計文書。契約にも関係する重要資料。 |
用語理解のポイント
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略語は現場ごとに意味が変わることもある
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例:「CF」はクッションフロアだが、一部では「カラークロス」の意味も
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図面や仕上表との照合が大切
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実際の施工と文書記載に齟齬がないよう、確認が必須
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言い換え・別称にも注意
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「PB」=「石膏ボード」、「ソフト巾木」=「ビニル巾木」など
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内装工事における専門用語を理解することは、現場の施工品質を保ち、関係者とのスムーズな意思疎通を実現するために欠かせません。とくに複数業者が関わる大規模内装現場では、共通言語としての用語理解が作業効率と品質向上の鍵を握ります。